Orthodontic

矯正歯科

矯正歯科とは

矯正歯科とは、悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、キレイな歯並びにする歯科治療です。しかし、きれいな歯並びにするために、歯を削ることは、基本的にはありません。

矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かし、歯並びと噛み合わせを治していきます。歯が不揃いだったり、上下のアゴの歯並びがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、専門的には不正咬合といいます。

不正咬合によるデメリット

  • 食べ物がしっかり噛めない
  • 声を発音しにくい
  • 虫歯になりやすくなる
  • 口臭や歯周病の原因になる
  • アゴの関節に負担をかけてしまう
  • 歯を折ったり、ケガに繋がる

矯正治療のメリット

  • 虫歯を未然に防ぐ
  • 歯の健康状態を維持する
  • 発音が明瞭になる
  • 顔のバランスが整う
  • 笑顔になり自信が持てる
  • 肩こりの原因解消

治療の流れ

  1. Flow01カウンセリング

    あご、口もと、噛み合わせ、歯並びで気になることを相談してください。一般的な矯正治療の概略、装置、費用、期間等を説明します。カウンセリングのみでも結構です。

  2. Flow02検査

    治療を希望されましたら、診断に必要な検査を行います。(口と顔の写真、レントゲン写真、歯型など)

  3. Flow03診断

    分析した検査の結果、治療の方針、装置、費用などについて詳しく説明します。
    ※乳歯列~混合歯列の方(3~11歳)
    ※永久歯列の方(12歳~)

  4. Flow04装置装着・治療開始

    小児矯正 顎の成長をみながら咬み合わせや顎の大きさ、形、習癖などの改善を行う治療を行います。来院間隔は、装置の調節を1~2か月に1回、経過観察を2~4か月に1回。
    すべての永久歯に生え変わった頃、再検査を行い成人矯正を続けて行うかどうか決めます。
    成人矯正 永久歯列に行う全体的な矯正治療です。中高生以降の方はここから始めます。矯正治療におけるメインとなるところです。
    来院間隔:1か月に1回
  5. Flow05保定

    きれいに並んだ歯を安定させるための治療です。目立たず簡単な装置を使用します。
    来院間隔:2~6か月に1回

  6. Flow06装置の撤去・メンテナンス

    治療終了後もご希望に応じて定期的なお口の健康管理を行います。

大人の矯正と子どもの矯正の違い 室上部照射方式で、空気環境の改善を目指します

最近は、顎(アゴ)や口の小さいお子さんが多いように思います。顎(アゴ)が小さいお子さんの食事は、柔らかくて高カロリーになりつつあるといわれています。よく噛まなくても体の成長には影響がなくなってきています。

ただし、顎(アゴ)の成長が悪くなる可能性があります。
当院では、子供の矯正治療をするために、時期に応じた顎(アゴ)の大きさを決める準備をするとよいと思います。乳歯が口の中に存在している時期(小学生)にワイヤー治療をしても、いずれ抜けてしまいます。

前歯の永久歯は並んでいても犬歯は八重歯になってしまうことがあります。つまり小学生の矯正治療は口の中の大きさを整えて永久歯が揃うまでの準備期間にすれば、永久歯を抜かずに矯正治療を行うことができます。健康な永久歯はできる限り抜くべきではないと考えています。大人の矯正治療では、骨の成長が止まっているため、基本的には顎を広げることは困難になります。永久歯(小臼歯)を抜かずに矯正治療をするためには、早期の治療をオススメします。口の中を広げる治療の開始時期や装置は様々な種類がありますので、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

治療が必要な症状 室上部照射方式で、空気環境の改善を目指します

出っ歯

出っ歯は、上の前歯が前に傾斜したり、上の歯並び全体が前に出ている状態です。また、下のアゴが小さかったり、後ろに下がっていることで出っ歯に見えることもあります。

この状態では、口を閉じにくく、前歯を折ったりと、ケガに繋がる場合があります。また、この噛み合わせにより、下の前歯が上の前歯の裏側の歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。

受け口

受け口は、下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせのことです。原因として上下の前歯の傾きに問題がある場合や下のアゴが大きすぎたり、上アゴが小さすぎる場合があります。

アゴの大きさに問題がある場合、成長によって変化しますので、時間をかけて治療を行っていかなければなりません。受け口は、うまく噛めないだけでなく、聞き取りにくい話し方になることが多いです。

叢生(乱ぐい歯)

歯並びがデコボコになっている状態を乱ぐいと言います。 歯が並ぶ場所=骨の大きさとそれぞれの歯の大きさとの間のバランスが崩れることでこのような状態になります。

歯みがきの時にキレイに清掃することが難しく、汚れが残りやすいため、虫歯や歯槽膿漏の原因となります。

開咬

開咬は、噛み合わそうとしても、前歯の開きがそれを邪魔して噛み合わない状態のことです。前歯で食べ物をうまく噛みきることができないだけでなく、正しい発音もできないことが多いです。

幼稚園児や小学生になっても、指しゃぶりを続けていることが原因になる場合があります。その他には、舌の悪い癖や遺伝的な問題も原因となります。